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コンテナハウス飲食店のメリット・デメリットとは?開業の3つのコツもご紹介

2023/04/10 NEWSコンテナハウスの基礎知識

飲食店を開業しようとしている方の中で、おしゃれな外観にしたいと考えている方も多くいると思います。選択肢の一つとして、コンテナハウスを活用する方法が挙げられます。

コンテナハウスは手軽に、腰を据えて店舗運営したいと考える方におすすめです。

そこで今回は、コンテナハウスで飲食店を開業するメリットとデメリット、開業する際の3つのコツも紹介いたします。

コンテナハウスで飲食店を開業するメリット・デメリット

メリット

工期が短い

コンテナハウスは組み立てられた状態で納品がされるので、現地で長期間工事をする必要がありません。内装に関しても、あらかじめ業者の工場内で作成されてから運ばれます。

そのため、一般的な建物の工事期間と比較しても、大幅に工期を短縮することができるメリットがあります。

 

重量鉄骨造でも費用を抑えられる

コンテナハウスは安価なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実際は一般的な木造建築と建築費用に差がないです。

しかし、コンテナハウスは重量鉄骨で作成されており、重鉄骨造の建物を建てる場合と比較すると、コンテナハウスは安価で済むのに加え、木造建築よりも優れた耐久性と強度があります。

 

店舗の移転がしやすい

コンテナハウス1台だけのシンプルなデザインであれば、コンテナハウスの状態を維持したまま移転させることができます。基礎や配線などといった細かい工事は必要になりますが、建物そのものを最初から建設するよりも費用も後期も圧倒的に抑えることができるため、店舗の移転がしやすいです。

 

カスタマイズの自由度が高い

コンテナハウスは1台だけでなく複数組み合わせて大型店舗にすることも可能です。内装や外装も自由に変更することができるため、無骨なコンテナをそのままデザインとして活かしたり、素材の貼り付けやペイントなどによってオリジナルデザインを施すことも可能になります。

 

集客コストを抑えやすい

コンテナハウスは形状そのものが特徴的であるので、大きな広告塔になりえます。店舗の集約を助けるポイントとしては、初めて訪問する人であっても迷わず見つけることができる、個性的な外観や看板の存在です。

形状自体が個性的なコンテナハウスは、「コンテナハウスのお店」として口コミでも広がりやすいため、集客のコストを抑えることができます。

デメリット

費用はさほど安くならない

コンテナハウスで開業をすると費用を抑えることができるイメージを持っている方も多いかもしれませんが、思っているほど安価で開業できない点は注意が必要です。

コンテナハウスでの開業には建築基準法に基づく確認申請が必要となり、一定の基準を満たしている必要があります。安価な海外輸送用のコンテナや中古のコンテナは建築基準法を満たしていないケースが多いため、基準をクリアするために新品のコンテナを購入しなければいけない場合は往々にしております。

そのため、コンテナハウスを設置する際の費用としては、木造建築の費用と大差がない場合もあります。木造建築と同じくらいの費用で重量鉄骨造の建物を作れると考えると、コスパは高いですが、費用自体が安いわけではないということに注意しましょう。

 

コンテナハウスの大きさは変えられない

コンテナという性質上、建物の大きさを自由に変えることが難しいというデメリットがあります。サイズにもよりますが、コンテナの大きさは4坪、8畳ほどが一般的です。床や壁、面積などがあらかじめ決まっているので、コンテナを単数で使う場合はライフラインを整えた上で、デザインやレイアウトを工夫する必要があります。

コンテナハウスの大きさは変更できませんが、コンテナハウスの数を変更して広さを変えることは可能です。

 

中古コンテナは使えない

先ほど費用の話をした時にもお話ししましたが、中古のコンテナであると建築基準法に合致しないケースがほとんどのため、建築申請を通すことができないです。

そのため、中古のコンテナを使用することができないというデメリットがあります。

 

設置場所が限られる

コンテナを運ぶための道路や運べる環境かどうかは重要であり、コンテナ輸送車が入らないような狭い場所には設置することができないです。パーツを運び現地で組み立てるコンテナもありますが、その場合はコストが通常よりもかかってしまうので注意が必要です。

コンテナハウスで飲食店を開業する際の費用相場

コンテナハウスの費用

コンテナハウスは新品のものを購入するだけでなく、中古品を購入する方法もあり、仮に中古コンテナハウスを購入した場合、費用相場は小さいもので16万円ほどです。

サイズ別に費用相場をあげると以下の通りです。

・12ft:約160,000円〜

・20ft:約180,000円〜

・40ft:約280,000円〜

上記はあくまでもコンテナハウス本体のみの価格のため、飲食店として利用するための施工費は含んでいません。

 

工事費用(材料費を含む)

コンテナハウスを飲食店として利用するためには、基礎工事や電気工事、水道やガス、内装などの設備工事を行わなければいけません。

コンテナハウス本体以外の初期費用としては100万円〜300万円ほどであり、大まかな内訳は以下の通りです。

・基礎工事:約100,000円〜

・電気工事:約90,000円〜

・設備工事:約100,000円〜

 

諸経費

コンテナハウスは建物(固定資産)に分類されるため、固定資産税が発生します。他にも長く建物を維持するための防錆加工やシロアリ予防費用など、定期的にかかる各種施工費が必要です。

また、従業員を雇う場合には給料や社会保険料なども発生します。経営したい飲食店の規模や内容に対して、どのくらいの費用がかかるのか確認しておきましょう。

 

コンテナハウスでの飲食店開業における注意点

JIS規格に合うコンテナを用意する

コンテナハウスを選ぶ時には、JIS規格に合うかどうかを基準にしましょう。JIS規格は日本独自の規格のため、海外のコンテナハウスを利用する場合には、規格に適合していない場合が多くあります。

JIS規格に合っているかどうかは、構造体が建築基準法を満たしているかを判断するためのものです。基準を満たしていないコンテナハウスは違反建築物と認識されてしまい、行政による是正命令の対象になってしまいます。

 

必要な資格を取得する

コンテナハウスで飲食店を開業する際には、食品衛生責任者の資格取得もしくは保有者の配置や、防火管理者の選定(収容規模が30人以上の場合)も求められます。

また、テイクアウトで酒類の販売を行う場合は酒類販売業免許、手作りのお菓子やパンを販売する場合には菓子製造業許可も必要になります。一括りに飲食店といっても、販売をするものによって必要な資格が変わるので注意しましょう。

また、資格取得の流れや方法は自治体や保健所によって異なるので、管轄の自治体や保健所で確認しておきましょう。

 

必要書類を用意する

飲食店を開業するために必要な書類は以下の通りです。

・食品営業許可申請

・防火対象物使用開始届出書

・各種保険加入手続き

・個人事業の開廃業届出書

また、販売する飲食物によっては、以下の書類の提出も必要になります。

・深夜酒類提供飲食店営業開始届出書

・菓子製造業許可

・防火管理者選任届

上記は飲食店の開業に必要な書類ですが、開業により個人事業主になる場合は確定申告において「青色申告承認申請書」を提出することをおすすめします。

 

失敗しないコンテナハウス飲食店開業の3つのコツ

集客しやすいエリアで開業する

どのエリアが集客しやすか事前調査を行い、そのエリアで開業するようにしましょう。開業したは良いけど、近隣に競合が多くいる場合には競合にお客さんを取られてしまう恐れがあるため、需要はあるが店舗数が少ない場所をリサーチし、その場所で開業しましょう。

また、競合だけでなく近隣にどのような施設があるのかも調査し、ターゲットとなるお客さんの購買行動も考慮した上で選定しましょう。

 

コンセプトを決める

飲食店を成功させるためには、そのお店独自のコンセプトをしっかりと決めておくことが重要です。

具体的には「どのような味を出すお店か」「どういった人に来て欲しいか」「どのような空間を作るのか」などをあらかじめ決めておき、自分の飲食店へのこだわりを出すようにしましょう。

また、近隣に同じようなコンセプトを持つお店がないかも確認しておきましょう。同じようなコンセプトがあるとお客さんを取り合ってしまうので、事前によく調査をしておきましょう。

 

SNSを活用したプロモーションを行う

開業したとしても、しっかりと集客しなければお客さんは来ません。

飲食店経営における集客方法には、チラシやメールでお店の季節のメニューを送る方法があります。またお店のホームページを立ち上げ、お店の情報をコンスタントに載せることも重要です。また、イベントや飲み会のお店選びはネットで検索されることが多いため、飲食店情報検索サイトにも載せることも重要です。

特に現代においては、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを活用したプロモーションを行うことは重要になります。SNSを活用した集客は安価で効果的な集客方法なので、積極的に活用していくようにしましょう。

 

まとめ

コンテナハウスで飲食店を開業することは、デメリットを上回るメリットが多くあります。費用という面に関しては木造建築と大きな違いがないことは注意が必要ですが、同じ重量鉄骨造の建築よりは費用を抑えることができます。

私たちIRON HOUSEでは、住宅から店舗まで幅広いニーズに応えたコンテナハウスを提供しております。理想のコンテナハウスを実現させるためにIRON HOUSが親身になってサポートさせていただきます。コンテナハウスに興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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