荒々しい外観と快適な室内。見た目とのギャップもまた魅力であるコンテナハウスは、店舗やオフィスとしてだけではなく住居としての活用も広がりつつあります。しかし、住居として家の全てをいきなりコンテナハウス にするには抵抗があるという方もいるかもしれません。そのような方には、コンテナハウスで“離れ”を作るという取り入れ方もおすすめです。

そこで今回は、コンテナハウスで離れを作るメリットや注意点などをお話しします！

そもそもコンテナハウスで離れは作れる？

離れって響き、ワクワクしますよね。書斎、趣味の部屋、第二のリビング……まるで子どもの頃の秘密基地のように、離れには無限の可能性があります。

さて、この離れをコンテナハウスで作ることができるのかというと、もちろんできます。コンテナハウスは機能的にも構造的にも住居として使用できるほどなので、離れであっても何ら問題なく作ることができます。

コンテナハウスの離れは、どのように活用するかによってデザインや必要な設備が変わってきます。寝食を伴わないのであれキッチンやバスルームはいりませんが、長時間過ごすのであればトイレや洗面はあったよいかもしれません。また、夏場・冬場を快適に過ごすために空調は必要です。水回りや空調などの設備類はコストがかかるので、離れをどのように活用していくかをよく考えた上で、快適な空間を作っていきましょう。

コンテナハウスで離れを作るメリット

コストが低い

コンテナハウスは規格製品なので、ゼロから地面に家を建てるよりもコストが安く済みます。実際にコンテナハウスを住宅として使う場合は、水回りや空調などの設備一式を入れるのでトータルで考えるとそこまでは安くなりませんが、離れとして使う場合は極端な話、設備が全く必要ない場合もあるので、実質的にコンテナハウスの費用だけで済むということもあります。

レイアウトの自由度が高い

コンテナハウスは四方の壁以外に柱も梁もないので、自由に空間のレイアウトができます。開口部を大きく取ったり天窓を作ったりするなど、思い切った発想で明るく快適な離れにすることができます。

移設できる

コンテナハウスはそれ自体が独立しているので移設が可能です。トレーラーハウスほど簡単に移動できませんが、一般住宅のように基礎によって地面と密着していないので、中身はそのままでコンテナハウスごと移設が可能です。

工期が短い

コンテナハウスは言ってしまえば完成品です。基礎を造り、柱を建て……というように、家を建てる時の当たり前のプロセスが発生しません。既に完成されているコンテナハウスを現場に設営するだけなので、驚くほど工期が短くて済みます。

コンテナハウスで離れを作るときの3つの注意点

コンテナを運ぶ幅のある道路が必要

コンテナハウスで離れを作るには、コンテナハウスを設置できるスペースが家の敷地内にあることが第一の条件ですが、それだけではなく家に運び入れるまでの道路に十分な幅があることも重要です。コンテナハウス のサイズは大きく２パターンあり、長さが12ft（約3.65m）と20ft （約6m）となっています。道路を曲がることなども想定して、家に運び入れるまでのコンテナの動きを細かくシミュレートしましょう。

建築確認申請が必要なケースがある

敷地内の離れとはいえ、コンテナハウスを設置する際には建築確認申請が必要です。（ただし、10平米以下であれば申請不要）　また、離れは建築基準法上「増築」とみなされ、面積において建ぺい率や容積率にカウントされます。母屋の面積との合算で、建築基準法に違反していないか確認してから設置を決めましょう。

固定資産税がかかる

コンテナハウスの離れは、家の敷地に固定して利用するため固定資産税の対象になります。固定資産税の計算方法は「評価額×1.4%」です（軽減措置適用時を除く）。コンテナハウスで離れを作る際には、税金面も理解してから計画を進めましょう。

コンテナハウスで離れを作るのにかかる費用

IRON HOUSEでは、現在のところ12ftコンテナを400万円～、20ftコンテナを500万円～（※）で提供しております。建築確認申請は10平米以下であれば必要ないので、気軽に離れを作りたい方には10平米以下の12ftコンテナがおすすめです。

• 最近は円安でコンテナ代が高騰しているので、近日中に価格改定を行う予定です。

まとめ

リモートワークが増えたことにより、家にいながら誰にも邪魔されず集中できる場所として「離れ」が注目されています。コンテナハウスで離れを作るのであれば工期が短くて済むだけではなく、10平米以下であれば確認申請等の必要もありません。気軽に離れを作りたいのであれば、コンテナハウスが断然おすすめです。

私たちIRON HOUSEは住居用、オフィス用、店舗用など様々なコンテナハウスを提案しています。コンテナハウスに魅力を感じている方、コンテナハウスを生活に取り入れてみたい方は、是非私たちIRON HOUSEにご希望をお聞かせ下さい。離れとしての活用以外にも、コンテナハウスには無限の可能性があります。理想のコンテナハウスライフを実現するために、私たちIRON HOUSEが親身になってサポートさせていただきます