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コンテナハウス投資とは?メリット・デメリットから想定利回りまで解説!
2023/03/06 NEWSコンテナハウスの基礎知識
近年、投資用物件として人気が上がっているのがコンテナハウスです。他にはないおしゃれな外観が特徴で、住居者からも人気ですし、店舗や事務所としての運営もされています。
そこで今回は、コンテナハウス投資について、メリット・デメリットや利回りなども含めてお話ししていきます。
コンテナハウス投資とは
コンテナハウス投資とは不動産投資の1つで、コンテナの建物を賃貸することで家賃収入を得ます。鋼製波板の外壁で個性的なビジュアルのものも多く、店舗用はもちろんのこと最近では居住用の物件としても人気が出始めています。積み重ねることもできるのでホテルやグランピング施設、商業施設としての活用も可能です。
使用するコンテナについて
コンテナというと海上輸送用に使われるものを思い浮かべるかもしれませんが、コンテナハウスに使用するのは建築用の専用コンテナです。建築基準法に合うよう窓やドアがついています。オリジナルサイズの作成もできますが、基本的には輸送用コンテナと同じ20フィートと40フィートの規格です。建築用コンテナはJIS認定工場で溶接を行うのでそのまま建築許可を得ることができます。
また、中古の海上輸送用コンテナは安価に入手できますが、素材や強度に問題がありそのままでは申請許可が下りません。大幅な改修が必要となり、よりコストがかかることもあるので注意が必要です。
コンテナハウス投資メリット・デメリット
メリット
柔軟な不動産投資ができる
コンテナハウスは拡張や撤去が簡単です。そのため、土地の広さに合わせて設置することができます。また、最初は小規模から始め、様子を見ながら拡大していくことも可能です。移設のコストは多少かかりますが、コンテナハウスをそのまま他の土地に写すこともできます。オーナーの意向に合わせて数を増やしたり、複数繋げて広いスペースをつくったりしてオリジナリティ溢れる空間を作り出せます。
物件を差別化できる
コンテナハウスは外観が独特でお洒落なので他の物件との差別化が可能です。特に最近では若者世代を中心に人気を集めています。複数を組み合わせてオリジナルの外観を作り出すこともできますのでユニークな物件にすることができるのです。また、コンテナハウスはマンションの重量鉄骨造りと同じ構造なので防音性にも優れています。そもそもの物件数もまだ少ないので、魅力がこれから広まっていく将来性のある投資対象と言えるのではないでしょうか。
郊外・地方に強い
郊外や地方では、賃料が安い傾向があるので初期投資の多い鉄骨アパート等では元手の回収に時間がかかってしまいます。しかし、コンテナハウスでは比較的少ない初期投資で始められるので元手の回収もしやすい傾向があります。また、うまくいかなければそのまま移動することも可能なので、融通の効く運営ができるのです。
固定資産税を減額できる
所有している土地に建物が建っていると、土地にかかる固定資産税に対して減額措置を受けることができます。しかも、一定の条件を満たしたコンテナハウスを設置すると「小規模住宅用地の減額の特例」の対象となるのでより大幅な減額措置を受けられます。
建物の強度が高い
コンテナは10tの重さにも耐えることのできる世界一強いと言われている構造です。土砂崩れや地震等があっても受ける損害は他の建物と比べて少ないと言われています。また、法定耐用年数は住宅用で34年ですが、適切なメンテナンスでかなり長期的にもたせることができます。また最近では機能性やデザイン性の面から外壁を加工するケースも多く、サビによって見た目や強度が落ちる心配も少なくなっています。
建築コストが低い
コンテナハウスは事前に製造、改造されたものを組み合わせて作られますので通常の建築物よりも稼働開始までの手間も少なくなります。そのため鉄筋コンクリートの建物よりは安いですが、木造の建物と比べると同程度もしくは少し高い程度です。しかし、防音性や強度を加味すると比較的コストは低いと言えるのではないでしょうか。
工期が短い
通常の建築では地盤の整備や基礎の埋め込みが必要ですが、コンテナハウスは完成したものを現場に設置するだけなので、大幅な後期の短縮が可能です。もちろん基礎工事は必要ですが、それでも通常より短期間で運営を始められます。
デメリット
立地の制限がある
コンテナハウスは基本的に四角い形なので、いびつな形をした土地に設置することは難しいです。また、コンテナハウスを運ぶ際や設置には大型トレーラーやクレーン車を使うことになります。そのため、これらが乗り入れできるような道路状況も必須です。
ローンが通りにくい
コンテナハウスの融資は、通常のマンションやアパートよりも実績がまだ少ない状況です。そのため、慎重な姿勢の金融機関もあるのが実情です。コンテナハウス投資に実績のある業者を選んだり、連携ローンを利用できる販売会社を選んだりすると良いでしょう。
メンテナンス費用がかかる
メンテナンス費用はかかりますが、一般の建物とあまり変わらないと考えて良いでしょう。金属製なのでサビのリスクはありますが、錆止めの施工や定期的なメンテナンスで防ぐことができます。結露やカビ対策、シロアリ対策に関しては一般の建物と同様に定期的なメンテナンスが必要です。
コンテナハウス投資の想定利回り
鉄骨アパートの利回り
70坪の土地を保有していると想定すると、鉄骨アパートの場合建築の坪単価は約100万円と言われていますので建築費用は7,000万円程度です。ワンルーム10部屋、家賃5万円とした場合の利回りは以下の通りです。
10部屋×5万円×12か月=600万円/年
600万円÷7,000万円×100=利回り8.6%
鉄骨アパートの想定利回りは8.6%となります。
コンテナハウス投資の利回り
コンテナハウスの場合は坪単価ではなく、輸送費や設置費用が建築費用になります。例えば、ワンルームに当たる20フィートサイズのコンテナは本体価格や輸送費、内装工事費などを全て含めると500万円ほどかかると言われています。ワンルーム10部屋、家賃5万円とした場合の利回りは以下の通りです。
500万円×10部屋=5,000万円
10部屋×5万円×12か月=600万円/年
600万円÷5,000万円×100=利回り12%
これらはあくまで一例でスムーズに運営が進んだ場合ですが、同じ条件下で計算するとコンテナハウスのほうが高利回りになります。
コンテナハウス投資に向いている土地
コンテナハウスは搬入経路と設置場所が確保出来ればどこにでも設置可能ですが、特におすすめなのがリゾート地です。コンテナハウスは一般の建物よりもビジュアル重視のデザインに仕上げることができますので、リゾート地での非日常感を演出することができるのです。最近ではそのような特徴を生かしてコンテナハウスを貸別荘として運営する人も増えています。リゾート地の土地を安く仕入れて設置出来れば、土地を持っていない方でも高利回りで運営できる可能性もあるのです。
まとめ
コンテナハウスは一般の建築物よりも低い初期投資で始められるので利回りも高く、投資先として近年非常に人気を集めています。特にユニークな外観を生かしたリゾート地での運営がおすすめです。
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