コンテナハウスの基礎知識

コンテナハウスの維持費はいくら?6つの維持費と維持費を抑える方法を解説!

2023/01/04 コンテナハウスの基礎知識

コンテナハウスを建てたいものの、維持費で悩んでいる方はいらっしゃいませんか?コンテナハウスは建造物ですからその分の税金もかかりますし、維持するためのメンテナンス費用などもかかります。一体何にどのくらいの費用が必要なのか心配ですよね。そこで今回の記事ではコンテナハウスの維持費についてご紹介します。コンテナハウスの大きさや設備によって異なりますが、目安となる維持費や節約するポイントについてまで詳しく解説いたしますのでぜひご一読ください。

 

コンテナハウスの維持費はいくら?

コンテナハウスといっても実際の維持費は普通の木造住宅と変わりありません。設備なども一般住宅とあまり変わらないので、特別な維持費がかかるわけでもありませんから、メンテナンス費用がかかる一般戸建てと一緒だと考えて良いでしょう。

一戸建てのコンテナハウスなら、維持費は一般的に10〜20万円程度です。ただし、大きさや設計によって異なりますので、あくまでも目安です。また、マンションやその他の目的のために使う場合は、管理費や清掃費、設備管理費などがプラスでかかります。

また、一般的な住宅の維持と異なることは、塗装の塗りなおしや継ぎ目のコーキングの打ち直しの重要性です。どのようなコンテナハウスでも外装の塗装塗り直しや継ぎ目のコーキング打ち直しはメンテナンス費用として必要になります。塗膜が剥がれてしまうと、コンテナハウスは鉄なのでほっておくとサビてきてしまうためです。メンテナンスをせずにほおっておくと、余計修繕費がかかってしまいますので、定期的にメンテナンスすることが大切です。

コンテナハウスにかかる6つの維持費

税金

固定資産税

固定資産税とは土地や建物などに課せられる税金です。年に一度徴収されます。具体的な金額は固定資産評価額によって計算されます。固定資産評価額はおよそ土地や家屋の価格の70%〜50%程度で、それに税率1.4%をかけたものが固定資産税額になります。コンテナハウスの購入時に頭に入れておくと良いでしょう。

都市計画税

特定の市街化区域内に土地や建物を所有している場合に払う税金です。ただし日本中のすべての土地で発生するわけではなく、特定の市街地化区域内に設置した時のみ支払う義務があります。固定資産税と同様に固定資産税評価額をもとに計算されますが、税率は0.3%と低めです。

メンテナンス費

防サビ加工

コンテナハウスを設置した時点で防サビ加工は施されていますが、やはり鉄製であることに変わりはありませんので経年劣化等によりサビが発生するリスクはあります。防サビ加工は雨風によって少しずつ剥がれていきますから、定期的にメンテナンスを行うことが重要です。ただし、外壁断熱のコンテナハウスの場合はメンテナンスの方法が異なりますのでご注意ください。

シロアリ対策

コンテナハウスは鉄製だからシロアリには食われにくいと思いがちですが、外壁や内壁に使われることの多い断熱材はシロアリの好物です。そのためコンテナハウスでもシロアリ対策を行うことは大切です。駆除や予防などにかかる費用も想定しておきましょう。

雨漏り

コンテナハウスは一般的な三角屋根の建物と異なり天井が平らなので、屋根の上に水が溜まりやすい傾向があります。また、外壁がサビたり劣化したりすると雨漏りが発生するリスクが高まります。室内で明らかな雨漏りが発生しなくとも、外壁と断熱材の隙間に水が溜まってしまうなどと、コンテナハウスの劣化を早めてしまう事態は十分に考えられるので、定期的なメンテナンスや対策が大切です。

火災保険料

コンテナハウスは火災保険に入らなければいけないという義務はありませんが、火災はいつ起こるか分かりませんし、火災以外の補償もしてくれる火災保険もあるので、加入しておくことをおすすめします。コンテナハウスの場合、また、重量鉄骨造りの建物として扱われるので普通の住宅よりも保険料が安くなります。具体的には保険の種類にも寄りますが、月数百円程度で年間でも数千円程度です。

 

コンテナハウスの維持費を抑える方法はある?

塗装をこまめに行う

大きな修繕よりも定期的なメンテナンスの方が全体でかかるコストを抑えることができます。もし鉄部がサビて穴が開いてしまった場合鋼板を貼り直すこともできますが無駄なコストが掛かかってしまいます。そうなる前に定期的にメンテナンスを行うことが大切なのです。10年おき程度に様子を見て塗装し直すと良いでしょう。

また、木造の場合は雨漏りが構造部分を腐らせて建物がダメになることがありますが、コンテナハウスはそういったことはあまりありません。そういった面ではお手入れしやすい建造物と言えるのではないでしょうか。

税金対策を行う

固定資産税の対策

固定資産税には軽減措置がありますので、場合によっては納税額が安くなることもあります。例えば、50㎡以上280㎡以下の面積の建物では一定の築年数まで減税されます。

また、駐車場を保持している方は駐車場にコンテナハウスを建てることで、最大6分の1まで税金が安くなることもあります。駐車場よりもコンテナハウスのほうが固定資産税が安いからです。

他にも、そもそもコンテナハウスを車両にして固定資産税の対象外にするという方法もあります。移動式コンテナハウスにすることで建築物ではなく車両扱いとすることができるのです。移動式コンテナハウスは全長12m、車幅2.5m、高さ3.8m以下の場合とそれ以上に分けられ、前者は車検を取得して運行、後者は特殊車両としてのいくつかの手続きを行ったうえで運行する必要があります。建物としての税金はかかりませんが、車両として自動車税はかかるので注意が必要です。それでも建造物として設置するよりは税金を安くすることができます。

都市計画税の対策

都市計画税の軽減措置もあります。例えば住宅用地に建てられたコンテナハウスは課税標準額が3分の1から3分の2程度に減税されます。また、都市計画税は市街化調整区域内にある場合のみ適用されるので、そもそもそこに設置しないことで課税対象外にすることも可能です。

固定資産税と同様に、コンテナハウスを移動式の車両扱いにすることで納税の対象外にすることもできます。

まとめ

今回の記事ではコンテナハウスの維持費について詳しく解説しました。メンテナンス費を抑えるためには、大きな修繕を行うよりも定期的なメンテナンスをきちんと行うことが大切です。また、税金対策としていくつかの方法をご紹介致しましたので、ぜひ参考にしてください。

ironhouseではオーダーメイドのコンテナハウスを制作しています。思い描いたイメージ通りのコンテナハウスや敷地にぴったりのコンテナハウスを作りたいという願いを、弊社ならお応えすることができます。また、お客様のイメージをしっかりとヒアリングし、希望通りの世界に一つしかないコンテナハウスをつくれるように取り組んでおります。

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